優しい人という約束
私は「優しい人」「いい人」という
いわば肩書きを、ずっと持っている。
小学生 5年生くらいからだ。
それまでは、大人しい、目立たない、自信がない子というレッテル(肩書き)だった。
よく、セミナーにいくと
「いい人。優しい人」は成功しないと言われる。
私はいくと必ず、いい人だからうまくいかないんだよ。と言われてしまう。
女性にも、これだから面白みがなくてモテナイとも言われる。
だが私は違うと思っている。
私にはあるストーリーがある。
小学生1年生のときにいじめられ、2年生のときに、はじめて友達ができ
たった一人の友人だった子との約束だ。
その友達とは、本当に毎日のように遊んだ。
私にとってはその子しか友達がいなかったので、本当に命の恩人だと思っている。
ところが毎日遊んでいたのに、
あるときから、遊んでくれなくなった。
理由は病院にいくから、、、だった。
そして、次第に学校も休みがちになったのだ。
早退や遅刻の頻度も多くなった。
だが、その原因は、私は理解していなかった。
よく休むなあとしか思っていなかったが、
すぐによくなると思っていた。
あるとき、今日は遊べると思って
私の誘いに急に、病院にいくからといって
断るようになっていくようなことが多くなり、私はすねていた。
そして、あるとき、「今日は、遊ぼうよ」とあちらから声をかけてくれたにも
かかわらず、私は、今日はダメと私がわざと断ることをしたのだ。
「遊んでくれないなら、もういいよ。。。」
そんな冷たい言葉もかけるようになってしまっていた。
だが、ある日、私の友人は病気でかえらぬ人となってしまった。
私は頭が真っ白だった。
すぐに受け入れることができなかったのだ。
後悔した、なんであのとき。。。なんで優しくなれなかったのか。。。
朝礼のとき、みんなにこのことが知らされたときは貧血で倒れた。
そして、葬式の日に
彼の母親が私にこう言ったのだ。
「うちの⚪︎⚪︎ね、いつもいっていたよ。あなたのことが大好きだって。
怒らないし、優しいし。。。だから、だーいすきって」
それが真実だと知ったのは、うちの母も
全く同じことをいっていた。
「⚪︎⚪︎君ね、いつも私にいっていたよ。あなたのことが大好きって
だから、いつまでも友達でいてほしいって」
「だから、いつまでも優しくいてね。」
そういって、私は後悔した、そして同時に約束をした。
だから、毎年、彼に墓前で、約束の報告と、感謝をしに30年以上墓参りをする。
優しさがあったから、それを喜んでくれている人がいる
すきといってくれる人がいる。
自分の優しさを大好きといってくれる人がいる
それが届くと信じている。
そう、自分らしい優しさ、これを必ず届けよう。
君にその優しさをうまく届けられなかった代わりに。。。
2コメント
2017.10.02 13:28
2017.09.25 22:29